地域活動

政務調査レポート

山口県岩国市・海上自衛隊岩国航空基地(平成26年7月17日木曜日~18日金曜日)

視 察 日

平成26年7月17日(木)~18日(金)

視察場所

山口県岩国市・海上自衛隊岩国航空基地

視察項目

「基地と共存するまちづくり」岩国市長講演

意  見

  1. 「基地と共存するまちづくり」岩国市長講演

・岩国市は米軍・自衛隊を抱える市として苦労やまたそれに対する市の取り組みに知恵を絞り、県や国、米軍に対して様々な要望や働きかけ、事業を行ってきている。
まずは米軍隊員や自衛隊員との地域交流事業が各年代層、各地域などのレベルで活発に行われている事。日米親善デーでは米軍基地の一部が一般開放、軍用機の展示や航空ショーなどが行われる。
地域への開放型イベントとしては、基地内学校(米軍基地内学校)と地域公立学校との合同演奏会などを開催。
また米軍隊員は6か月ごとに入れ替えがあるが、新しく来た隊員向けに毎回、福田岩国市長が、日本文化や岩国市についてのレクチャー、講演を行い、日本やこの地域の歴史や文化を伝え、理解や親しみを感じてもらう環境整備を行っている。このような協働で行う事業やコミュニケーションを積極的に持つことで、治安上の問題を未然に防いでいる。
防衛省工事発注は全国一律発注が原則となっているが、地元企業還元を国と折衝し、30%の地元業者優先やJVでは地元に本支店ある業者を必ずいれる等の成果を得る

また自衛隊員は地域の防災リーダーやスポーツ少年団の指導者を担ったり、様々なボランティア活動に参加するなど
(北区では自衛隊の地域開放型施設の貸し出し管理などは代行業務を行っている。また自衛隊員の地域青少年活動指導者を輩出、地域祭礼への積極的な参加等が行われている)

・今後の課題と所見

岩国市では自衛隊・米軍基地のある為の経済効果は大きく、地域経済に寄与しているとの回答が多くあったが、十条駐屯地を抱える北区としてはどれくらいの経済効果があるのかをきちんと把握し、更なる地域経済と地域活性化に向けた取り組みを行政が今まで以上に関わり、率先して地域と自衛隊、北区との関係性が更に事業として築き上げていくことが課題であると感じた。

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