活動報告

高齢者の口腔対策と今後の取り組み

本会議質問

平成23年度第3回定例会にて一般質問をさせていただきました。初めての議場壇上での質問で大変緊張しました。その中の1部をご紹介させていただきます。


【質問要旨】

 高齢者口腔対策の今後の取り組みについて伺います。

 歯周病菌が肺炎はもとより、心内膜炎、早期出産、糖尿病などの疾患に大きくかかわっていることが知られています。誤嚥性肺炎の予防として、口腔ケアが有効な結果を出していることは多くの研究により立証されています。1人の高齢者が肺炎で2週間入院した医療費は150万円ほどかかりますが、口腔ケアをすることで予防できるとすれば医療費の軽減につながります。

 現在実施している歯周病検診を寝たきり在宅療養されている方、施設にいる方々に検診をして口腔ケアを行い誤嚥性肺炎を予防することが重要であると思い歯周病検診を居宅や施設まで実施出来るようにしてはと考えますが、区の意見をお聞かせください。

 また、在宅や施設での看護、介護の場において医師をはじめ歯科医師、看護士、衛生士、言語療養士、ケアマネージャー、ヘルパーなどのチームで取り組む必要があると思いますが、今後北区の医療としてどのような連携をとり、どのような方向性で命を救っていくかという北区独自の指針が必要と考えます。そのためにまず、口腔ケアを取り入れた在宅医療を推進するための準備会を区が要請し、立ち上げて方向性などを話し合うべきだと考えますが、今後の取り組みについてお聞かせください。

【答弁要旨】

 今後とも高齢者の口腔対策について十分検討していきます。なお協議会の機能は、在宅療養者を取りまく様々な関係者の連絡調整と情報共有に寄与し、医療連携が強化されるとともに、高齢者が在宅で安心して療養できる体制の構築に向けて極めて有効であると認識しています。

 今後、医師会、歯科医師会はじめ、関係機関のご意見を伺いながら協議会設置に向け検討してまいります。


 以上の答弁をいただき、24年度に医療介護連携推進会議を開催することとなりました。

木造密集地域不燃化10年でプロジェクトで区長に要望

■木造密集地域不燃化10年でプロジェクトで区長に要望

 昨年、東京都では木造密集地域の改善を一段と加速するため、木造密集地域不燃化10年プロジェクトに取り組むことになりました。不燃化特区制度の創設や延焼遮断帯を形成する主要な都市計画道路の整備推進、地域における防災街づくりの気運の醸成などの取り組みを示しております。このプロジェクトは平成24年6月に都内で実行実施として3地区が選定され、そのルールづくりをした後、本格実施をはじめます。北区では十条、志茂、西ヶ原の3地区が区の整備地区になっています。この10年プロジェクトに選定された木造地区が改善され、安心して暮らせるまちにしていきたいと思います。

 そこで、志茂連合会の斉藤邦彦会長ら役員と永沼かつゆきが5月21日、花川区長を訪ね志茂地区が10年プロジェクトに選定されるよう都に働きかけてほしい、旨の要望書を提出しました。

防災マップ(赤羽視も志茂地区)

荒川花火大会

防災マップ(赤羽視も志茂地区)

 予算特別委員会で質疑を行いました昨年、荒川河川敷の岩渕水門付近で秋のフェスティバル2011鉄人シェフ1決定戦と夢花火というイベントが開催されました。夢花火は20分の短い間でしたが、非常に見ごたえがあり北区をアピールする絶好のチャンス、地域活性化にも役立つものでした。区民が立ち上げる50年ぶりに荒川に花火が上がったのですから、継続していけるように北区としても参加すべきではないか、と要望したところ、区理事者から「そのような声が皆さんの中から等しく出てくれば、ぜひとも応援していきたい」との答弁がありました。